第9分科会「誰もが司法に繋がれる世の中のために~司法書士の役割~」の紹介です!

第9分科会を担当している、司法アクセス推進委員会です!

 当委員会は、全青司ホットラインや専門相談ダイヤルの運営や、司法過疎地での対面式巡回相談事業などを運営し、司法アクセスの拡充を目的として活動している委員会です。普段は実践を中心としている当委員会が、分科会を企画・運営するのは初めてのこととなります!

 分科会の準備にあたり、まず「司法アクセス」とは何か?を考えることから、スタートしました。

 「司法アクセス」というと「司法書士事務所までの交通手段」、つまり物理的なアクセスをイメージする方も多いかもしれません。

 しかし、例えば足が不自由な方であれば、仮にすぐ近くに司法書士事務所があったとしても、階段でしか訪問できない事務所であれば「近くて遠い」事務所になるのではないでしょうか?

 司法アクセスを阻害するものは、実は身近なところに、しかもたくさんある、ということに改めて気づき、我々にできることがたくさんある、そのことを参加者の方に知ってもらいたいと思い、分科会を構成しました。

 

第1部では、愛媛会の木原道雄先生をお招きし、聴覚障害を抱えた方への法的サポートについてお話ししていただきます。木原先生は手話通訳も務めるなど、聴覚障害者の方の支援を積極的に行われており、分科会構成にあたってお話を伺った際には多くの気づきを与えて下さいました。

 

第2部では、静岡会の司法過疎地における活動報告と検証を行います。

 

過疎地における相談会等をこれから始めようとしている単位会の皆様にとって、相談会を開催するためにどういう課題が存在するのかあらかじめ想定でき、継続が難しいと言われる司法過疎地での相談会の壁を突破するヒントを得られることと思います。

実際に過疎地相談で生じた所有者不明土地の事案の実例を、実際に選任された所有者不明土地管理人が紹介します。

 

第3部では、第一部でご登壇いただいた木原先生や当協議会の役員も交えて、様々な角度から司法アクセスについて考える、忌憚のないパネルディスカッションを行っていく予定です!

 

 司法アクセスへの障壁を取り除くのは私たち一人ひとりのちょっとした気づきと行動から!

 「誰もが司法とつながれる社会」を一緒に考えていきませんか?