第6分科会「司法書士が未成年後見に取り組む意義」の紹介①です!

リーガルサポート静岡支部は、「司法書士が未成年後見に取り組む意義」と題した第6分科会(11月2日15:00~18:00)を担当します。

多くの司法書士が抱いている未成年後見への漠然とした不安は、児童福祉や未成年後見の実情を知らないからにほかならないのではないでしょうか。

そこで、本分科会では、現場の実情について学ぶとともに、司法書士に寄せる期待をお聞かせいただき、その上で私たち司法書士に求められる未成年後見業務とは何なのかを一緒に考えていきます。

第7分科会「所有者不明土地解消・活用のレシピ~私たちがなんとかします!」 の紹介です!

 第7分科会では、いわゆる逐条的講義ではなく、講師らが改正法施行前に相談を受けた複数の実例を題材とし、改正法利用の模索と問題解決のために必要な改正条文の探求、実際に採用した改正法施行前における解決策との比較などの多角的検討を試みることとします。

 一方的な講義ではなく、法律実務家の視点から依頼者の抱える問題を解決するために議論を闘わせる様子を垣間見られる構成を予定しています。

 本講義を受講することで、改正法を使いこなして、実務では質の高い解決策を提供することができるようになるような講義を企画しています。

第3分科会「貧困×空き家のソーシャルビジネス」の紹介です!

岡山県の分科会を担当しております柚木です。

岡山の青年会では、「ソーシャルビジネス×空き家・貧困問題」と題して、ソーシャルビジネスと司法書士の可能性に言及した分科会を開催します!

ソーシャルビジネスは、社会問題の解決を目的として行うビジネスです。長い間、多種多様な社会問題と向き合ってきた司法書士という職業と非常に親和性が高いのではないでしょうか。

講師は、合同会社Renovate Japanの代表である甲斐隆之氏をお招きしています。甲斐氏は、自身が社会のセーフティネットに支えられて育った原体験をきっかけに、貧困問題と空き家問題を同時に解決するビジネスを展開されています。詳しくはHPをご覧ください。

https://www.renovatejapan.com/

当日の分科会では、そもそもソーシャルビジネスとは何なのか、ソーシャルビジネスを始めるにはどういったことをしないといけないかなど、受講頂いた司法書士がソーシャルビジネスを始めるための、言わばスターターキットのような分科会を目指しています!

皆様のより良い司法書士ライフのためにソーシャルビジネスを取り入れてみませんか?

踏み出した一歩の先の土台となる行動理念の立て方を一緒に学びましょう!

当日のご参加、お待ちしてます!

全国研修会のいいところ

全青司の全国研修会は、最先端の研究成果の発表や最新の情報を提供する場であり、毎年行われています。この研修のいいところは、全国の司法書士が集まるため、知り合いが多くできること、他県会の活動を知ることにより持ち帰れるものが多いことです。

私も全青司で活動するようになり、周りを見渡すと、結構同期合格が多かったです。中には、新人研修で同じ班だった人とも再会しました。皆さんとはよく情報交換しています。全国の方と触れ合うのはすごく貴重な機会です!全青司しずおか全国研修会、ぜひご参加ください。

デフ・ヴォイス

7月に愛媛県松山市に分科会の打ち合わせにいったときのこと。木原先生と聴覚障がいを持たれている方の支援団体の方にお話を伺いました。司法アクセスというと距離的なものを連想しやすいですが、身体的な機能により、アクセスできない方も多くいらっしゃいます。実際に仕事として関わるようになると、気持ちを汲み取ることや意思疎通の難しさに直面します。草なぎ剛さん主演の「デフ・ヴォイス」は支援団体の方に勧められてた映画です。多少なりとも仕事に対する意識が変わりました。

なんとかならんか!

令和2年10月、私は福祉関係者からの要請で、浜松市の最北部、人口1700人弱の水窪町を訪れました。一人暮らしの高齢の方からの相談でしたが、相談者の隣の家が空き家で、鉄骨がむき出しになっていて、その方のお宅にもたれかかっていました。その相談だと思ったら、全然違う相談でした。当時は土砂崩れで水窪町には一度愛知県側を通らないと入れませんでした。司法書士はこの地にはいません。そのとき私は「なんとかならんか!」と思いました。それが今の静岡青司協の活動となって表れています。写真は水窪町です。それまでは2回しか来たことがなかったこの地に、今は月2、3回来ています。観光名所もいくつかあります。大河ドラマおんな城主直虎のゆかりの地、高根城も、この水窪町にあります。

中山間地事業

静岡青司協を代表する事業といえば、「中山間地事業」です。正式名称は「中山間地在住の方でも気軽に司法書士を利用できる仕組みづくり事業」。私がこういう事業をやりたいと提案したところ、当時の青司協会長がそのまま事業名にしてしまいました。

令和3年から人口1700人弱の水窪町で始めたこの事業、現在は、隣町の佐久間町でも行っています。今年3月には川根本町でも行いました。毎月1回の相談会で、これまでの相談件数が200件を超えました。

全国研修会では、第9分科会の第2部でこの事業の紹介があります。何もないところから始めたこの事業、どのような成果をあげ、どのような壁が立ち塞がったのか?など、これから取り組もうとする単位会の皆さんには参考になると思います。楽しみにしていてください。

写真は天竜川です。相談会場はここから車で20分ほど長野県方面に進んだところにあります。