ウナギの話

 

「うなぎ」です。

条件さえ良ければ割と簡単に釣れます。

 

ところで、うなぎの捌き方には関東風と関西風があるのをご存じでしょうか?

うなぎを背開きし、一旦白焼にした後、蒸して再度タレをつけて焼いて仕上げるのが関東風。

うなぎを腹開きにし、白焼きにし、蒸さずにそのままタレをつけて焼き上げるのが関西風。

 

一説には、江戸には武士が多いから、切腹を連想させる腹開きは忌避され、背開きが好まれた。

一方で商人の町大阪では腹を割って話すのが美徳とされ、腹開きが好まれた。

という説がありますが、真偽のほどはわかりません。

 

関西風は蒸しが入らないので、パリッとした食感と香ばしさが食欲をそそり、関東風は蒸しが入ることによって柔らかく仕上がり、ご飯と一緒に食べるときに身切れが良いというどちらにも甲乙つけがたい良さがあります。

その、関西風と関東風の境界がどこにあるかということを調べた事がありますが(もちろんググっただけです)これは静岡県の浜名湖近辺との事。

司法書士会は関東ブロック、入管の管轄は名古屋管轄、電源周波数は富士川を境に東側は50Hz、西側が60Hz、そしてうなぎの調理方法も関東風と関西風が混在しているというややこしさ…。

静岡でうなぎが美味しいとされる地域は二か所あり、東側が三島近辺、あとは言わずもがな浜名湖周辺ですが、三島は関東風で、浜名湖は関西風と関東風が混在しています。

静岡に来た際には関東風と関西風の食べ比べをしてみるのも良いかもしれません。

 

とはいえ、無類のうなぎ好きでも無ければ静岡滞在中に二度もうなぎを食べようとは思わないでしょうけれども…。

 

滝太郎@事務局長